WordPressを簡単インストールする流れ
公開:2025.08.31

WordPress(ワードプレス)という、超絶便利なCMSをレンタルサーバーでインストールする手順をメモしておきます。
★ポイント
CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、ざっくり言うと、専門知識がなくてもWEBサイトの更新ができるシステムのことです。
通常WEBサイトのページを作成するには、HTMLやCSSなどのコードをを使います。ですが、CMSだと文章を入れて画像をアップロードして…など簡単な操作方法を覚えるだけで、WEB上に公開できるページが作成できます。
このWEBサイトもWordPressがなければ作れていませんでした。記事を増やすのに毎回HTML打ってコーディングしなくていいし、めちゃくちゃ便利です。
では、レンタルサーバーのWordPress簡単インストールでWordPressを使えるようにしましょう。
※XServerでのインストール手順です。他のレンタルサーバーだと少し手順が違うかもしれませんのでご注意ください。
レンタルサーバーにログインします
まずはレンタルサーバーにログインしましょう。
先にレンタルサーバーでドメイン設定をしておいてください。
サーバーパネルで①設定対象ドメインを選択して設定をクリックします。
すると画面が設定後の画面に切り替わりますので、少し待ちます。

切り替わったら、WordPressのグループにある②「WordPress簡単インストール」をクリックしてください。
※「①」で先に設定対象ドメインを選択していましたが、「①」の手順をすっ飛ばして「②」でもOKです。「WordPress簡単インストール」の画面からもドメイン選択できます。
WordPress簡単インストール

③「WordPress簡単インストール」のタブをクリックして開きます。
④各入力欄に必要な情報を入れていきましょう。
サイトURL
WordPressをインストールするドメインに間違いがないか確認してください。
また、サブディレクトリにWordPressをインストールする場合は「http://ドメイン/」の次の入力欄に、ディレクトリの名前を入力します。
サブディレクトリの名前は半角英数字にしましょう。好きな名前をつけてください。
★ポイント
サブディレクトリを利用するときの例
- ドメイン直下ですでにWordPressをインストールしており、何らかの事情で同じドメインでもう1つWordPressを運用することになったとき
- ドメイン直下にWordPressがインストールできないとき
例えば、現在HTMLなどで作成しているWEBサイトがあり、ブログなどの投稿だけWordPressで行うとき - セキュリティ向上のため
WordPressのログイン画面は「トップページのURL/wp-admin」などでアクセスすると表示されてしまうため、「トップページのURL/サブディレクトリの名前/wp-admin」になった方がログイン画面にアクセスされづらいです
ですが、今はプラグインでログインURLを変えたり、「wp-admin」にアクセスしようとするとリダイレクトされるようにできますので、セキュリティ向上のためとかは気にしないかも
ブログ名
ブログの名前を決めます。
このWEBサイトの場合「WEB制作TIPS | WEB customization TIPS」がブログ名にあたります。
ユーザー名とパスワード
WordPressにログインするのに必要な情報です。半角英数字で入力してください。
また、忘れないように必ずメモしておきましょう。
!注意
ユーザー名を「admin」など、推測されやすい名前にするのは絶対にやめましょう。ブルートフォースアタックなど不正アクセス攻撃で入力されやすいユーザー名は危険です。
実際にWordPressのセキュリティプラグインで、ログインをしようとしたユーザー名の欄に「admin」が頻繁に出てきていました。「admin」なんていうユーザーは作っていないため、100%不正アクセスを試されています。
ユーザー名は後から変更できないので、慎重に決めてください。
パスワードも日付やサイトの名称などは避け、記号などを織り交ぜてわかりづらくすることをオススメします。
今回は新規で制作するWEBサイトのため、ユーザー名とパスワードはこのまま利用していきます。
ですが、他で制作しているWordPressを「All-in-One WP Migration and Backup」というプラグインで今回インストールするWordPressに持ってくる場合は例外です。
例えば、「サイトA」のWordPressからエクスポートしたファイルを「サイトB」にインポートします。そうすると、ユーザー名とパスワードが「サイトA」のWordPressのものに変わってしまいます。
「All-in-One WP Migration and Backup」でサイトを引っ越した後は、引っ越し前のユーザー名とパスワードを利用しましょう。
メールアドレス
WordPressのアップデート情報など、重要なお知らせが届く管理者メールアドレスになります。
キャッシュ自動削除・データベース
キャッシュ自動削除は「ON」に、データベースは「自動でデータベースを生成する」にしておきます。
有効にしておいた方が、サイトのパフォーマンスの向上が見込めます。
データベースについて、これまで作成済みのデータベースを利用する案件に遭遇したことはありません。そのため、自動で生成してもらいましょう。
メモ
メモの「?」部分にカーソルを合わせると、次のような文章が表示されます。
サーバーパネルのWordPress一覧画面で表示するメモです。
XServerサーバーパネル WordPress簡単インストール
用途や説明を記載するのにご利用ください。
全角500文字まで入力可能です。
何か必要なことがあればメモしておきましょう。
テーマ・テーマオプション
私はテーマを自作しますので、「WordPressデフォルトテーマ」にしました。
そのほか、無料・有料テーマを利用する場合は、そちらを選択してください。
プラグイン
「CloudSecure WP Security」というセキュリティ対策プラグインをインストールする場合はチェックしてください。
セキュリティ対策のプラグインは他にもありますので、チェックしなくても大丈夫です。
必要な項目に入力できましたら、⑤「確認画面へ進む」をクリックしてください。
!注意
WordPressをインストールすると、インストール先のフォルダ内のファイルが削除される場合があります。
必ずFTPでインストール先のフォルダ内に消えたらまずいファイルがないか確認してください。そして、必要であればファイルのバックアップを取っておきましょう。
最終確認

インストール内容の確認画面になります。
最終確認です。インストール先のフォルダ内に消えたらヤバいファイルがないですか?
では内容に間違いがないか確認して、問題なければ⑥「インストールする」をクリックしてください。
インストール完了!

インストールが完了したら、ログインURLなどの情報が表示されます。
ログインページにアクセスして、ユーザー名とパスワードを入力すると、WordPressにログインできます。
これで、WordPressを利用してWEBサイトを制作する準備ができました。ここからWEBサイトの制作を進めていきましょう!
今回のまとめ
- 先にドメイン設定をしておきます
- レンタルサーバーのサーバーパネルから「WordPress簡単インストール」をする
- WordPressをインストールするURLなど、必要事項を入力します
- WordPressのユーザー名とパスワードは推測されづらいものにしましょう
- WordPressをインストールすると、インストール先のディレクトリ内にあるファイルが削除される場合がります。
そのため、必要に応じてバックアップを取っておきましょう